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有効成分「アルガス2」の育毛効果はエビデンスに乏しい

イクオスの特徴の一つに、独自調合でつくられたAlgas-2(アルガス2)というスカルプケア成分があります。

 

これは主に数種類の海藻エキスを独自調合したものらしく、原料としては育毛成分としては有名な「M-034」、「ペルベチアカナリクラタエキス」、「スサビノリエキス」が使われています。

 

次のページでも詳しく説明しますが、それ以外の配合成分はほぼどんな育毛剤にも配合されている普遍的な成分なので、他の育毛剤にはない特徴としてはこのアルガス2がイクオスの”売り”である「実感スピードを速める」働きがあると考えらえるわけですが。。

 

果たして本当に育毛に効果がある成分なのでしょうか?わたし自身9ヶ月以上イクオスを使用してそれほどの実感は感じられませんでしたし、独自調合の成分なだけに本当に第三者機関などから育毛効果が実証されているのか?疑いたくもなります。

 

そこで、アルガス2を含む「トリプル海藻エキス」の原材料となっている3つの海藻エキス成分について詳しく調べてみました。

 

M-034はただの保湿成分でしかない

M-034とはミツイシコンブという海藻から抽出されるエキスのことで、もともとはOEM用の化粧品などをを製造する天真堂のソヴール08という育毛剤の効果を強調するために作られた造語のようなものみたいです。

 

これはソヴールだけでなく他社の育毛剤にも多く配合されていて、代表的なものにチャップアップやブブカ、ほかにも女性用育毛剤であるマイナチュレなどにも配合されています。

 

M-034のキャッチフレーズは「ミノキシジルと同等の育毛効果」というものですが、これは誤解しないようにしてください。

 

これはすでに色んなサイトでその秘密は明かされていて、ポイントは「発毛効果」で比較されていないという点です。

 

発毛効果という項目では薬事法に触れるので医薬部外品の育毛剤では比較できないという言い訳もありますが、これはむしろ薬事法というものを逆手にとってこういうキャッチフレーズをあえて付けている可能性もあるという見解があります。

 

実際のミツイシコンブエキスは、そういったミノキシジルのような発毛増毛効果はなくただの保湿成分であるという話ですし、高めに見積もっても頭皮環境を改善できる可能性があるという程度でしょう。

 

ソヴール08という育毛剤の販売ページには「外毛根鞘細胞の増殖促進」作用があるという記載もありますが、どこ調べかなど詳細は書かれておらず、そのデータには信憑性が乏しいといわざるを得ません。

 

 

ペルベチアカナリクラタエキスも保湿メインの成分

ペルベチアカナリクラタエキスもM-034と同じく海藻エキス由来の成分で、皮膚保護剤、皮膚コンディショニング剤として化粧品などにも使われている天然成分です。

 

主な配合目的は保湿作用を目的としたもので、イソフラボンや成長因子を含んでいることからアンチエイジングなどにも用いられているようです。

 

好意的に解釈するとするならば、イソフラボンも育毛ケアにとって良い成分ですし、成長因子を含んでいるとうことは、毛母細胞などの活性化や新陳代謝の促進などにも作用する可能性はあります。

 

イクオス以外の育毛剤にも配合されているようなので、それなりに育毛ケアには役立つ成分なのかもしれませんが、ただ公的に有効成分として認められているわけではありません。あくまで保湿メインです。

 

 

スサビノリエキスも保湿効果の高い成分

これも同じく海藻エキスで別名「紅藻エキス」ともいわれるものです。

 

イクオスの公式サイトには「ポルフィランという吸保水力がありヒアルロン酸と同等かそれ以上のパワーがあるので力強い毛髪を育む」とされています。

 

たしかに調べてみると、ヒアルロン酸と同等レベルの保湿力があるようで、さらに紫外線防止作用もあるようです。こちらは化粧品だけでなく育毛剤やシャンプーなどにも配合されていることが多く、頭皮ケアとしては役立ちそうですね。

 

 

保湿×保湿=育毛効果アルガス2?

上記のうち、M-034とペルベチアカナリクラタエキスを独自調合したものが、イクオスの売りであるAlgas-2という成分になります。しかし、どちらの海藻エキスもやはり保湿力は高いものの、育毛成分として成り立つのか?というと少し疑問です

 

もちろん保湿は大切です。乾燥は抜け毛にも影響するし皮脂の分泌にも影響することなので結果的に育毛ケアになると思います。

 

それに、M-034はまだしも、ペルベチアカナリクラタエキスに関してはイソフラボンや成長因子も含まれているようなので髪の毛にとっても栄養になる可能性はあるでしょう。

 

イクオスの「独自調合」というのがどういうものかわからないので一概には言えませんし、あくまでわたし個人の見解ではありますが、そんなペルベチアカナリクラタエキスとM-034を混ぜたところでそこまで育毛に対する能力が向上するとはどうしても考えられません。

 

それならむしろ、M-034よりもペルベチアカナリクラタエキス単体で濃度を高めたほうが効果があるような気さえします。

 

逆に考えると、OEM商品で普遍的に配合されているM-034のせいでペルベチアカナリクラタエキスが薄まってしまって、効果も半減するのではないかと心配になります。。

 

そんなアルガス2に、さらに保湿力を高めるスサビノリエキスを足したところで、果たして本当にミノキシジルなど公的に認められている発毛成分にかなるのでしょうか?他の育毛剤よりも実感スピードが速まるのでしょうか?

 

 

わたし自身はこれまで継続してイクオスを使ってきてそういった実感はなかったので、あとで調べてこういう見解に落ち着いたわけですが、もしかすると人によっては効果を実感できている人もいるのかもしれません。

 

ただ、育毛ロジックとして論理的に考えると、やはりアルガス2は信憑性が低く科学的根拠やエビデンスにまだまだ乏しい成分であると言っていいと思います。

 

イクオスの販売会社に直接問合せたページでも書いていますが、実感スピードの実験データが自社調べであった事実も考慮すると、やはり効果を期待するのは難しいでしょう。

 

 

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